伝わる文章に文章力は必要ありません。必要なのは...

言葉の力

こんにちは、コピーライターの山本です。

 

僕が初対面の方にコピーライターをしていると言うと、十中八九言われることがあります。

 

「文章お得意なんですね!私、そんな文章とか苦手なんですよ!」

 

と。

 

コピーライターに出会ったらこう言え!と誰かに教えられた定型文であるかのようにこの答えが返ってきます(笑)

 

ですが、僕は文章が得意で国語力もあるかと言うとそんなことはありません。

 

実際、高校からは理系専門の学校に行っていたので、僕の国語力はほとんど中学レベルで終わっています。

 

古典とかだと全く意味が分かりませんし、現代文の長文でも主語、動詞、副詞、助詞、修飾詞を区別して線を引けという問題なんかは平気で間違えます。

 

夏休みの読書感想文は、箇条書き過ぎて面白みがないと先生に言われていましたし、小学生の頃の日記はいつも「○○して楽しかったです」で締めくくっていました(汗)

 

こんな僕に国語力があるかと言うと、それは疑問ですよね?

 

でも、僕はコピーライターとして活動しています。

 

それはコピーライターの役割が小説のようなきれいな文章を書くことではなく、読んだ人を行動させる文章を書くことだからです。

 

言葉の力を活かすことができればいいので、文章力とか国語力は無くても大丈夫なんです。

 

テクニックなんかもたくさんありますが、大前提として、読む人の心に訴えかけ行動させればそれでいいんです。

 

そこで今回は、文章力やテクニックに頼らず、読む人の心に訴えかける言葉の力を体感して頂こうと思い、ある2つの文章を用意しました。

 

心に訴えかける文章とは?

 

2つの文章とは、お母さんに宛てた手紙です。

 

あなたは実際に自分がその手紙をお母さんに向けて書くことをイメージしながら読んでみて下さい。

 

もし、お時間があるのなら、ご自身の母親のことをイメージしながらこの下の文章をそのまま書き写してみて下さい。

 

心に訴えかける文章と言葉の力がどういうものかが分かるかと思います。

 

何度も言いますが、あなた自信がお母さんに向けて手紙を書くことをイメージしながら読み進めてみてください。

 

お母さんをけなす手紙

 

お母さんへ

あなたの子供で生まれて来て残念です。

次、生まれ変わったら絶対にあなたの子供では生まれ変わりたくありません。

あなたのことが大嫌いです。

もう今後、連絡を取ることも無いでしょうし、あなたに会うことも無いと思います。

さようなら。

(あなたの名前)

 

 

お母さんへの感謝の手紙

 

お母さんへ

ありがとう。

あなたの子供に生まれてよかったです。

感謝してます。

いつも優しく見守ってくれて、そしていつも気にしてくれてありがとう。

最近会えてないけどお体大切にしてくださいね。

またすぐに会いに行きます。

(あなたの名前)

 

この2つの手紙から分かること

 

いかがでしたでしょうか?

 

あなたの気持ちはどういう風に変化しましたか?

 

お母さんをけなす手紙を書くイメージをした時は心が痛くなりませんでしたか?

お母さんへの感謝の手紙では、照れくさい気持ちになりながらも心がほっこりしませんでしたか?

 

まず、文章を書くことをイメージするだけで、あなた自身の感情が動いたかと思います。

 

“少しでも感情が動いた” と言う方にもう1つ試してほしいことがあります。

 

今、例に挙げた文章を実際に便箋に書いて、両方をお母さんに送ってみて下さい。

 

・・・

 

「えっ、さすがにそれはできません!」

 

と思った方が多いのではないでしょうか?

 

特にお母さんをけなす手紙なんて送ってしまったらお母さんを傷つけてしまうのは間違いありません。

というか、お母さんがショックで倒れてしまってもおかしくないような内容です。

 

立場を逆転させてみましょう。

実際にあなたご自身の子供からこのような手紙が送られてくるとなると本当にぞっとしますよね?

 

さっき挙げた例はたった5行、6行の短い手紙です。

文章はとてもシンプルで難しい言葉等一切入っていません。

テクニックなんて1つも使われていません。

 

それでも、感情を動かすことができるのです。

 

言葉の力、文章の力を理解して頂けましたか?

 

 

コピーライターである僕もこの感覚を非常に大切にしています。

まずは感情的に書き、その上でコピーライティングのテクニックを使用しています。

自分の商品・サービスではなくお客様の商品やサービスについて書くときでも、テクニックではなく感情に訴えかけることを意識して書きます。

 

間違ってもテクニックありきではありません。

言葉の力を活かすために、少しのテクニックを使って整理しているだけです。

 

ですから、あなたも情報発信や集客、告知文でうまい文章を書こうと思う必要はありません。

 

まずはあなたの想いの丈をそのまま発信すればいいのです。

 

自分の想いを発信できるようになった上で、もっと効率よくお客様を行動させたいという時に、コピーライティングのテクニック等を使用すればいいんです。

 

間違っても国語力を高めたり、コピーライティングのテクニックを学ぶだけで、集客できたり、商品が売れる文章が書けるようになるとは思わないでくださいね。

 

あなた自身の想いを何よりも大切にしてください。

 

ABOUTこの記事をかいた人

山本 真也

BtoC事業専門のコピーライター。起業家や小さな会社の、LP・ステップメール・セールスレター作成からコンテンツ制作まで、販売促進活動の一端を担う。使命は人を幸せにできる人を増やすこと。田舎育ちのために異常に草木と川が好き。趣味は公園でボーっとすること。スーツ姿で公園にたたずむ姿はきっと失業者にしか見えないだろう...。